福島空港「台湾便」4年ぶり運航 第1便ほぼ満席、週に2往復

 
定期チャーター便の就航を祝う記念式典でくす玉を割る関係者ら=16日午後3時半ごろ、福島空港

 福島空港と台湾を結ぶ定期チャーター便の運航が16日、始まった。県内へのインバウンド(訪日客)拡大など、観光や文化、ビジネスを中心に国際交流のさらなる発展に期待がかかる。今後は、3月末の夏ダイヤ以降の定期便化を見据えた取り組みが課題で、内堀雅雄知事も同日の第1便に搭乗して台湾を訪問。17日には関係機関などを巡り、定期便化への協力を要請する。

 定期チャーター便は、台湾の航空会社「タイガーエア台湾」が運航し、福島空港と台湾・桃園国際空港を結ぶ。座席数は180席で1週間に2往復の運航となる。県などによると、台湾から到着した第1便には163人が搭乗し、満席に近い状況だったという。

 台湾との定期チャーター便は2019年4~12月に運航して以来、約4年ぶり。1998年の初就航以来、19年度までに638便が運航、8万4298人が搭乗した。今後は、定期便化の早期実現が焦点となる。

 内堀知事は17日、旅行業者で組織する台北市旅行商業同業公会への訪問や、レセプションの開催を通し、来県意欲が高まるよう本県の魅力を直接発信する。本県などからの教育旅行先になり得る博物館なども視察し、帰国後に台湾の魅力を直接発信することで福島空港からの台湾訪問も呼びかける考えだ。

 福島空港で行われた就航の記念式典では、内堀知事が「(定期チャーター便就航が)台湾との地域間交流を一層促進し、復興を後押しすることにつながると確信している」と歓迎。運航するタイガーエア台湾の最高経営責任者に当たる董事長(とうちょう)の陳漢銘(チェンハンミン)氏は「チャーター便を生かして皆さんや台湾との交流を続けられるように期待している」と語った。