福島県の基幹種雄牛に「隆福久」 県産牛ブランド強化へ期待

 
基幹種雄牛に認定された「隆福久」

 福島県は18日、本県和牛生産の中心となる基幹種雄牛(しゅゆうぎゅう)に「隆福久(たかふくひさ)」が認定されたと発表した。基幹種雄牛のデビューは2018年の「勝忠安福(かつただやすふく)」以来6年ぶり。交配した子牛の霜降り度合いや高級部位面積の評価は歴代で最も高く、「福島牛」ブランドの強化が期待される。

 本県の基幹種雄牛は11頭となった。県が21~23年に実施した子牛の検定で、枝肉の六つの形質のうち高級部位の「ロース芯」の面積、歩留、霜降り度合いを表す「BMS」の三つが歴代最高値を示した。特にBMSの平均値(9・0)は本県史上最高の評価を得ており、22年の全国和牛能力共進会でも好成績を残した勝忠安福(8・8)を上回った。

 隆福久は、遺伝子レベルで能力をみる「ゲノミック評価」によって初めて選抜された。この方法は子牛段階での評価が可能なため、和牛改良の効率化が期待できるという。

 隆福久は18年に平田村の大竹金一さん方で生まれ、県農業総合センター畜産研究所(福島市)で飼育されている。県は31日に大竹さんに知事感謝状を贈る予定。

 隆福久の凍結精液は2月から県内外に供給される。購入希望者は県畜産振興協会(電話024・573・0513)へ。