福島県「来て。」割、初日から予約続々 ホテルや旅館手応え

 
瀧の湯のフロント。早速「来て。」割を使った予約が何件か入ったという=18日午後2時、会津若松市

 物価高騰などの影響を受ける観光事業者の支援を目的とした宿泊割引「福島県『来て。』割」の予約受け付けが18日正午から始まった。初日から予約の電話が相次いでいるホテル、旅館があり、担当者は「順調な滑り出しになった」と手応えを口にする。

 県内の旅館やホテルで利用できる宿泊割引で、2月1~29日の間の1泊8千円以上の宿泊費について3千円を割り引く事業。猪苗代町のホテルリステル猪苗代ではこの日約50件の予約があり、担当者は「観光客の関心は高いと感じる」と受け止める。

 同町のスキー場や宿泊施設は今季、暖冬による雪不足で苦境に立たされており、猪苗代観光協会の担当者は「雪不足でスキー場の来場者数が減り、宿泊施設にも影響が出ている中で来て割の存在はありがたい」と明かす。

 福島市の土湯温泉の旅館「山水荘」でも正午から電話が鳴り続け、続々と予約が入った。予約を取り直すため、先に取っていた予約を取り消したいという連絡もあったという。担当者は「できれば3月まで(宿泊割引を)続けてほしい」と希望を語った。

 会津若松市の東山温泉「庄助の宿 瀧の湯」の会長斎藤純一さん(73)は「2月はどの商売も停滞する時期なので、その中での支援策には期待している」と語る。

 斎藤さんによると、国や県の旅行支援策に伴って高額プランの予約が入ることが多くなるという利点もあるという。

 一方で、同市のある旅館関係者は「数日前にテレビで告知が流れたが、今日の昼まで問い合わせはほとんどなく、反応が鈍い感じがする」と話し、さらなる周知の必要性を指摘した。