双葉・ドローン拠点が開業 全国初の「修繕・管理・販売」一括

 
開業した「スカイリンクハンガー福島」。ドローンのテスト飛行用の敷地を併設する=双葉町

 ドローン関連サービスのワールドリンク&カンパニー(京都市)は22日、双葉町の中野地区復興産業拠点にドローンの総合サービスセンター「スカイリンクハンガー福島」を開業させた。産業、個人用のドローンのメンテナンスや管理、販売などを一括して行う全国初の施設で、将来は国内で民間第1号の「ドローン車検」整備工場の認定も目指す。

 センターには木造2階建ての事業所と倉庫、工場があり、延べ床面積計約1100平方メートル。喜多方市の新宮熊野神社の拝殿「長床」をモチーフにした木造建築で、県産木材を使った集成材などを活用した。

 テスト飛行用の敷地を併設し、ドローン操縦免許の教習会場として利用することができる。総事業費は約5億円で、経済産業省の補助金を活用した。現在7人を雇用し、このうち5人は相双地方出身。同社は引き続き雇用を進める。

 同社は2020年10月に南相馬市産業創造センターに営業拠点、21年12月には浪江町にメンテナンス拠点を開設。センター開業に合わせ、両施設の事業を双葉町のセンターに移管した。

 内覧会が22日、現地で開かれ、須田信也社長が伊沢史朗町長ら町関係者を案内した。

 須田社長は「浜通りや県内の企業にもっとドローンを使ってもらえる環境をつくり、福島の復興に貢献したい」と語り、伊沢町長は「将来有望な企業が双葉のゼロからの復興に関わっていただき、大きな期待を抱いている」と述べた。

 同社は、双葉町での事業を町民らに知ってもらおうと、ドローン教室などを検討している。町によると、中野地区復興産業拠点には県内外から26社が進出し、このうち22社が開業した。