いわき「クマの足跡」発見 山中で目撃、餌求め市外から往来か

 
いわき市三和町中三坂で発見されたクマのものとみられる足跡(いわき市提供)

 いわき市は24日、同市三和町中三坂字湯ノ向の山中でツキノワグマ1頭の目撃情報があったと発表した。現場周辺にあった足跡の調査から、ツキノワグマが出没した可能性が非常に高いという。市は地元猟友会などと対応を検討している。

 市によると、地元の猟友会員が20日午後3時ごろ、車で見回り中に体長80センチほどのクマとみられる動物を発見し、22日に市に報告した。市が同日、周辺を調査したところ、大きさ約10~15センチの複数の足跡とふんを発見。報告した県から23日にクマの可能性が高いとの見解が示されたという。

 市内ではこれまでツキノワグマが生息している可能性は低いとされてきたが、昨年11月にも遠野町や田人町でクマとみられる目撃情報やふんの発見があった。市は「餌を求めて市域外から往来している可能性がある。今回の目撃情報で信ぴょう性が高まった」としている。

 市は防災メールで注意を呼びかけるとともに、近隣の中山間地域に啓発チラシを配布する方針。地元猟友会や県、県警と連携しながら看板の設置や巡回強化などの対策も検討する。