「絆一座」が健康指導 福島県社協研修会、震災避難者の相談員に

 
介護予防体操を指導する岡本さん(左)

 県社会福祉協議会は24日、楢葉町で生活支援相談員らを対象にした研修会を開いた。東日本大震災・東京電力福島第1原発事故の避難者に健康指導を行ってきた医療福祉従事者のボランティアチーム「絆一座」が講師を務め、加齢とともに心身が衰えた状態「フレイル」の予防法や改善策などを指導した。

 浜通りの各市町村社協の生活支援相談員と避難者地域支援コーディネーターら約50人が出席。経験豊富な絆一座から機能能力低下の予防法を学び、高齢化などが進む避難者への支援活動に生かしてもらおうと開いた。研修テーマに「食(食事・栄養)、動(運動)、楽(楽しみ、生きがい)」を据えた。

 講師は"座長"を務める絆診療所の遠藤清次院長、鶴島綾子管理栄養士、「ふくしまをリハビリで元気にする会」理事長で作業療法士の岡本宏二さんが務めた。仮設住宅がなくなり絆一座は活動を休止していたが、避難者の孤立や健康状態の悪化が顕在化してきたため活動を再開させた。

 活動復活のこの日、岡本さんは現場で使える介護予防体操やレクリエーションの心得などを指導。参加者は椅子に座って体をねじったり、姿勢を保って歩く運動などを実践していた。遠藤さんはフレイルや絆一座での経験などを伝え、鶴島さんは簡単に栄養がとれるレシピなどを説明した。