京料理人ら福島県産食材活用 メニュー作りへ漁業者と意見交換

 
漁業者と意見を交わす栗栖理事長(右)ら

 県産食材を使ったオリジナル懐石料理の開発に取り組んでいるNPO法人日本料理アカデミー(京都市)の料理人らは24日、相馬市の相馬双葉漁協を訪れ、漁業者と意見を交わした。今後、現地で聞き取った声を生かしてメニュー作りを進め、県内で2月に発表する予定。考案したレシピは復興庁のウェブサイトで、日本語、英語などで紹介し、国内外に県産食材の安全性とおいしさを発信する。

 同法人には京都の老舗料亭の店主らが所属。県産品の風評払拭に向けた復興庁の情報発信事業でメニューを考案しており、市内の水産加工会社や海産物の販売施設なども視察した。

 漁協を訪問したのは、栗栖正博理事長(京料理たん熊北店主人)、園部晋吾副理事長(山ばな平八茶屋主人)ら6人の料理人。原釜地区青壮年部の石橋正裕部長が「常磐もの」のトラフグやタチウオなど近年水揚げが増えている魚種、相双沖で漁獲される希少なブドウエビなどについて説明した。料理人らは「福島と京都の食文化のコラボレーションができれば面白い」と意見を述べた。

 栗栖理事長は、懐石料理にブドウエビやホッキ貝、県産野菜などを使用したい考えを示した。同漁協がブランド化に力を入れているトラフグについて「これまでにない食べ方を考え、レシピをプレゼントしたい」と意欲を見せた。今野智光組合長は「京都の料理人が相双の魚介類の魅力を発信してくれるのは心強い。おいしく食べられるレシピを考えてほしい」と期待した。