ARで津波の大きさ体感 いわきで防災学習、早期避難の重要性学ぶ

 
ARにより津波と同じ高さで表示された3Dアート作品

 復興庁は25日、いわき市の豊間小で、情報技術(IT)を活用した防災学習のワークショップを行った。参加した児童たちは拡張現実(AR)で津波の大きさを体感し、早期避難の重要性などを学んだ。

 同庁が本年度から始めた事業「浜通り復興リビングラボ」の一環。民間企業の知見や技術を活用した取り組みで、今回はIT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)の企画を実施した。

 小学4年生約30人が参加した。児童たちはタブレット端末を使って3Dアート作品を作成。スマートフォンを使い、東日本大震災の際に市内を襲った高さ8メートルの津波と同じ大きさの3DアートをARで見た。

 大谷康輔さん(9)は「(作品が)実際の空間にあるような感じだった。この高さの津波が来ると思うとものすごく怖いと思った」と話した。

 市の担当者は「子どもたちは楽しく学んでいたと思う。企画を一過性のものにせずに、継続的な防災学習の取り組みにつなげていきたい」と話した。