優秀賞にHAMADOORI13、富岡町3・11を語る会 地域再生大賞

 
昨年11月に行われた浜通りサーティーンのゴルフ振興イベント。浜通りの若手競技者を育成する環境を整える狙いがある(写真上)震災や原発事故の状況、避難後の人々の暮らし、現在の富岡町の姿を伝える「語り人」の活動の様子(写真下)

 地方新聞47紙とNHK、共同通信が、地域活性化の取り組みを応援する「第14回地域再生大賞~つながる、多様性が拓(ひら)く」の各賞51団体が27日、決まった。大賞(副賞100万円)には「貴志川線の未来を"つくる"会」(和歌山市)が輝いた。廃線の危機にあった地方鉄道の永続に向け住民主導で利用を呼びかけ、事業者や行政と連携して沿線の魅力アップを図っている。

 本県からはHAMADOORI13(浜通りサーティーン、いわき市)と富岡町3・11を語る会(富岡町)が優秀賞に輝いた。

 表彰式は大賞や準大賞、選考委員長賞、特別賞の6団体を招き、2月15日に東京の共同通信本社で開く。

 地元主導で浜通り復興

 HAMADOORI13は、浜通りの若手経営者らが東日本大震災後に設立した広域連携組織で、地元主導の地域再生を目指している。東日本大震災復興支援財団と連携した「HAMADOORIフェニックスプロジェクト」を運営し、被災地での起業を志す若者を伴走型で支援している。

 浜通り全域に広がる人的ネットワークを生かし、女子プロゴルファー有志と連携したゴルフを通じた地域振興や広域マーケティングなど、課題を解決し復興のステージをさらに高めていく事業にも取り組んでいる。

 避難経験や思い伝える

 富岡町3・11を語る会は、東京電力福島第1原発事故で一時全町避難した富岡町を拠点に、町民が語り手となって避難の経験や復興への思いを伝える。2013年から任意団体として活動を始め、16年にNPO法人化した。メンバーは約20人。町内の案内や、復興イベント、演劇祭で伝承活動をしている。

 語り手を「語り人」と表現し「かたりべ」と読む。人の思いを人の声で発信することを重視し、昔話だけではなく、未来も語る意味を込めた。活動を通して町の将来も考えていく。

 公式サイトで紹介

 第14回地域再生大賞の審査結果と受賞団体の活動は、公式サイト(https://chiikisaisei.jp/)で紹介しています。サイトには、第1回からの受賞団体のデータベースもあり、受賞回、所在地、活動内容から検索できます。