喉に詰まらせた80代女性救う ステーキ宮(福島)従業員に感謝状

 
感謝状を受けた(左から)丹治さん、吹越さん、吉田さん

 人命救助に貢献したとして福島市消防本部は29日、同市のステーキ宮福島太平寺店の副店長吹越優樹さん(39)と、いずれも従業員の丹治秀敏さん(42)吉田亜香子(あきこ)さん(46)に感謝状を贈った。

 消防本部などによると、昨年12月、店内を見回っていた吉田さんは、喉に食べ物を詰まらせて苦しそうにしている80代女性を発見。窒息への対応を勉強していた丹治さんを呼び、自身は119番通報した。

 丹治さんは「体が勝手に動いた。無我夢中だった」と救急隊が到着するまでの約10分間、女性の背中をたたき、後ろから抱え込む形で腹部を圧迫。意識がもうろうとしていた女性は、会話ができるまで回復した。

 贈呈式は同本部で行われ、七島真司消防長が「窒息事故はその場に居合わせた人の対応が大切になる。勇気ある行動に感謝する」と吹越さんらに感謝状を手渡した。吹越さんらは「楽しいはずの食事で、命を落とすことがなくて本当に良かった」と安堵(あんど)の表情で話した。