いわき市が「LINE市役所」開始へ 10月にも、行政サービス集約

 
現在のいわき市公式LINEの画面。「LINE市役所」として行政手続きや公共施設予約など機能を拡充する

 いわき市は10月にも、無料通信アプリ「LINE(ライン)」にオンラインの行政サービスメニューを集約し、広報や行政手続きを利用しやすくする「LINE市役所」事業を開始する。内田広之市長が30日、会見で発表した。

 住民票の申請などマイナンバーカードを活用した各証明書の交付、検診予約など住民ニーズが高いデジタルサービスを中心に順次、集約する。市公式LINEが窓口となり、各サービスメニューにつなげる。

 決済、電子キー付与などを含む公共施設予約システムや広報として市政情報を届ける仕組みも想定。小中学校の欠席連絡や各種給付金の受け付けなども視野にサービスを拡大していく考えで、担当者は「利用率が高まることで効率的な行政情報の発信手段になることも期待したい」としている。

 路線バス廃止受け「公共交通課」新設

 いわき市は新年度の組織改編で、公共交通課を新設する。市内の新常磐交通が4月に路線バスの一部路線を廃止や減便する計画を示したことを受け、交通の代替手段や維持、活性化施策を専門的に担う。

 これまでは都市計画課内に担当者を置いていたが、バス路線の廃止や鉄道を含めた公共交通の利用者減少の対策のため、早急な意思決定と施策が必要と判断し、体制の拡充を決めた。