医療情報積極収集する患者...服薬順守度高く 福島医大医師ら調査

 

 福島医大は30日、血液透析患者について、医療情報を入手して活用する力「ヘルスリテラシー」が、服薬の順守度に与える影響を研究した結果を発表した。医療情報を理解し、積極的に情報収集する「機能的・伝達的ヘルスリテラシー」が高い患者は服薬の順守度が高く、医療情報を慎重に捉えて分析する「批判的ヘルスリテラシー」が高い患者は服薬の順守度が低い傾向が見られた。

 福島医大大学院医学研究科臨床疫学分野の大学院生稲永亮平医師(36)と栗田宜明特任教授(44)らの研究チームが国内6カ所の血液透析施設と共同で、血液透析を受けている成人455人を調査した。研究チームによると、血液透析患者は一日におよそ10錠の薬を服用する必要があり、服薬を守れない割合は3分の2に上るとされているという。栗田氏は「患者と医師がコミュニケーションを取ることで順守度も高くなる可能性がある。医師が分かりやすい言葉で患者の理解をサポートすることも重要だ」と話した。研究結果は米国医学誌の電子版に掲載された。