勿来強盗殺人、男を起訴 地検郡山支部 被害者宅滞在15分か

 

 福島県いわき市勿来町の住宅で昨年2月、金品を奪う目的で住人の女性=当時(85)=を殺害したとして、地検郡山支部は31日、強盗殺人の罪で無職木村進容疑者(52)=別事件で福島刑務所に服役中=を起訴した。福島地検の保木本正樹次席検事は「有罪立証できるとの確信を持ったため起訴した」と述べた。地検は木村被告の認否を明らかにしていない。今後、裁判員裁判で審理される。

 起訴状などによると、木村被告は昨年2月3日午後1時4分ごろ~同18分ごろの間に、金品を奪う目的で、同市勿来町窪田町通の自宅にいた女性の頭などをくぎ抜きの付いたハンマーで多数回殴って殺害したとしている。

 事件を巡っては、木村被告が女性方に滞在したとみられる時間が15分ほどだったことが31日、捜査関係者への取材で分かった。

 木村被告は事件前の一時期、女性が所有する同市の住宅に居住しており、2人に面識はあった。木村被告が女性の資産状況などを把握した上で、事件を計画していた可能性もあるとみられる。

 捜査関係者によると、木村被告は容疑を否認している。

 県警や地検郡山支部は、1、2階とも物色された形跡がある女性方の現場の状況や、付近の防犯カメラ映像など証拠を積み重ね、強盗殺人罪に問えると判断したとみられる。