近藤さん「新たな一歩」陶吉郎窯、再建へ前進 浪江の工房にガス窯

 
搬入したガス窯を見つめる近藤さん

 浪江町大堀地区に戻り、地区での拠点再建を目指す大堀相馬焼陶吉郎窯は1月30日、同地区に建設中の工房に作品を焼き上げるガス窯を搬入した。

 陶芸家の近藤賢さん(43)らは原発事故を受け、同地区からいわき市四倉町に避難し、大堀相馬焼を継承してきた。ガス窯は縦横約2メートル、重さ約3トン。この日はガス窯を作業員がクレーンでつり上げて工房前まで移動させ、工房内へと運んだ。

 作業を見守った近藤賢さんは「またここで新たな一歩を踏み出せるきっかけになった。この地でできることを感謝しながら頑張っていきたい」と語った。建設中の工房と店舗は今月に完成予定で、店舗のオープンは6月ごろとなる見通し。今後はいわき市と浪江町の二つの拠点で作品を制作していくという。