思い出を胸に...新地高117年歴史に幕 相馬総合高統合で校舎閉校

 
校歌を斉唱し思い出を胸に刻む生徒

 相馬総合高新地校舎(旧新地高)は1日、最後の卒業生を送り出すのを前に新地町の同校舎で閉校舎式典を行い、通算117年の歴史に幕を閉じた。

 県立高校改革の一環で2022年4月に新地高が相馬東高と統合して相馬総合高になって以降、新入生は相馬市の本校舎に通うため本年度は新地校舎で3年生50人だけが学んできた。

 式典には約100人が出席した。中村康伸校長が「これから出会う人々に新地高で過ごした3年間を伝えてほしい」と式辞を述べた。大沼博文県教育長、大堀武町長、八巻円同窓会長があいさつした。

 生徒代表の片山桃花さんが「新地高、新地校舎っていいなと心から思う。学校は閉じられるが、共に支え合って歩んでいく」と誓った。生徒と教職員は新地高、相馬総合高の校歌を斉唱し、思い出を胸に刻んだ。

 新地高は1906年、新地村実業補習学校として創立。48年の改編後、現在の3年生を含めて卒業生は5527人となる。

 校舎方式前期は7校

 県教委によると、県立高校改革の前期実施計画(2019~23年度)に基づく統合で誕生した13校のうち開校後2年目まで在校生が統合前に入学した各校舎で学ぶ「校舎方式」を採用している全日制高校は7校。

 本年度は相馬総合の新地校舎のほか、いわき湯本の遠野校舎が閉校する。新年度は伊達の梁川校舎、二本松実の安達東校舎、白河実の塙校舎、会津農林の耶麻校舎、南会津の南郷校舎が閉校の対象となっている。