福島県へ...宿泊施設「来て。」割スタート 予約着々、6割増も

 

 福島県内のホテルや旅館で利用できる宿泊割引制度「福島県『来て。』割」の適用が1日、始まった。県によると、1月30日現在、9万5695人分の予約を受け付けており、2月の例年の宿泊予約状況と比べて6割程度増えている宿泊施設もあるという。

 割引制度は物価高騰などの影響を受ける観光事業者への支援が目的で、1~29日の1泊8千円以上の宿泊費について3千円を割り引く。県は温泉旅館を中心に金、土、日曜日宿泊分の予約が多いとしており「割引の効果を感じている」(観光交流課)と評価した。

 事業の予算は30万人分を想定しており、開始前に約3分の1まで予約が入った状況だ。インターネットによる予約については1月22日以降の実績が加味されていないほか、1月31日と2月1日には大手の旅行予約サイトでも予約受け付けが始まり、今後も予約は増えるとみられる。県観光交流課の担当者は「全体像はまだ見えない」と話した。

 会津若松市の東山温泉原瀧と今昔亭は2日から宿泊客を迎え入れる。割引制度の利用者は500人ほどという。

 総支配人で東山温泉観光協会長の平賀茂美さん(68)は「久しぶりの旅行支援はうれしいが、効果は(事業が)終わってみないと分からない」と語る。ただ「これまで2月に宿泊や観光をしてこなかった人たちが来てくれるきっかけになるはずだ」と期待した。