福島県文化センター大ホールの再開、26年8月以降に

 

 本県沖を震源とする2022年3月の地震で被災し使えない状態が続いている福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)の大ホールについて、利用再開時期が26年8月以降になる見通しとなった。県は当初、25年度中の復旧工事完了を目指していたが、想定より工事に時間がかかり、再開が遅れる。

 県によると、本年度に詳細な設計調査をした結果、工期が2年間に延び、工事費は約5億円から8億9000万円に膨らんだ。

 県は大ホールの復旧に合わせ、老朽化している館内の空調設備も改修する。工事の影響があるため、期間中はほかのホールなどの利用も中止し、休館する。今年7月に着工する予定だ。

 大ホールは客席の天井部分が屋根裏から金具でつり上げる特殊な構造になっており、地震の影響で金具が折れるなどの被害が出た。

 このため県は、同程度の地震に耐えられるよう屋根裏にはりを追加し、はりと天井を直接固定させる構造に改修する。

 24年度当初予算案に改修工事費として大ホール部分の1億8125万円、空調設備部分の4億5926万円を計上した。