餅つき「パワーに」地元の子どもと交流 大波3兄弟、丹治兄弟

 
子どもたちと餅つきをして交流を深めた荒汐部屋の(左から)丹治、若隆元、若隆景、若元春、大賀=福島市

 大相撲の荒汐部屋に所属する福島市出身の若元春、若隆景、若隆元の「大波3兄弟」と大賀、丹治の「丹治兄弟」の5人は3日、豆まきに先立ち、同市のエスパル福島で地元の子どもと餅つきをして交流した。来場所で関脇復帰が濃厚の若元春ら力士たちは「子どもからパワーをもらった」と笑顔を見せ、飛躍を誓った。

 郷土力士と触れ合い、子どもに相撲に関心を持ってもらおうと福島商工会議所と大相撲大波三兄弟福島後援会が企画。市内の子どもと保護者ら約300人が参加した。

 餅つきの合間では、力士たちが子どもからの質問に答えた。初場所で横綱照ノ富士から初の金星を挙げた時の気持ちを聞かれた若元春は「息が上がって、酸欠状態でよく覚えていない。無我夢中だった」と語り「支度部屋に戻って、ようやく実感が湧いた」と舞台裏を明かした。

 力士になりたいという子どもに対して、幕内優勝経験のある若隆景は「よく食べて、寝て、いっぱい遊ぶことが大事だ」と強調。また、力士になって良かったことを問われた若隆元が「地元に帰って、今回のように子どもたちと交流している時間がやっていて良かったなと思う」と話すと、会場は温かい拍手で包まれた。大賀と丹治は大食いエピソードなどを披露した。

 若元春は「自分たちが育ってきた場所で子どもたちと触れ合えて楽しかった」と語り、「ここから(成績が)尻つぼみにならないように自分の相撲を取っていきたい」と決意を新たにした。参加した今野碧月(あつき)さん(8)=福島大付小2年=は「お相撲さんたちの体が大きくて、すごかった。テレビで応援したい」と話した。

 参加した5人の力士は初場所でそれぞれ勝ち越した。来場所で若隆景は十両復帰、若隆元と丹治は幕下復帰が確実となっている。幕下大賀も番付が上がる見込みだ。