スポーツの絆、復興への活力 夢や希望を...Jヴィレッジでフェス

 
仲間と共にフットサルを楽しむ谷さん(右から2人目)=4日午前、Jヴィレッジ

 スポーツの持つ力を活用し、本県に夢や希望を―。Jヴィレッジで4日に開かれた「ふくしま浜通り復興スポーツフェス」では、参加者がフットサルや卓球、ボッチャなど多彩なスポーツを楽しみ、交流の輪を広げた。卓球の伊藤美誠選手も卓球教室などに参加し、本県復興にエールを送った。

 双葉郡フットサルチーム「やっぱり楽しい」

 「この大会を機に再びみんなでフットサルをすることができた」。フットサル交流大会に参加したTASTY(双葉郡)に所属する楢葉町の会社員谷誠一さん(43)は試合後に最高の笑顔を輝かせた。

 チームは楢葉中サッカー部の卒業生を中心に約20年前から活動していたが、東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされ、団体活動ができなくなった。

 谷さんは避難先から昨年3月に地元に戻り、浜通り地方に住むメンバーで活動を再開して大会に出場した。「このメンバーでやるのはやっぱり楽しい。今後もみんなで集まって大会に出場していきたい」と先を見据えた。

 フットサル交流大会には県内外から20チームが参加。四つのグループに分かれてリーグ戦を行い、それぞれのグループの1位がトーナメントで優勝を争った。決勝はエンジョイ西郷(西郷村)とホトケB(東京都)が対戦し、PK戦の末にエンジョイ西郷が優勝した。

 エンジョイ西郷主将の近藤一樹さん(36)は「復興を後押しするいい大会。フットサルを通して多くの方と交流でき、優勝という最高の結果を残すことができた」と喜びを表した。

 サッカーの魅力、いわきFC伝授

 サッカーJ2のいわきFCが開いた小学生を対象にしたサッカー教室では、いわきを運営するいわきスポーツクラブの平沢俊輔さんらが講師を務め、児童にサッカーの魅力を伝えた。

 県内の小学生34人が参加した。児童はヘディングやリフティングなどボールを使った基本練習やミニゲームなどを楽しんだ。ミニゲームでは児童が2チームに分かれ、平沢さんらと共にゴールを目指してピッチを駆け回った。

 参加した久野煌斗(らいと)さん(8)=平三小2年=は「ドリブルやトラップを学ぶことができた。練習してもっと活躍できる選手になりたい」と話した。