自転車事故のけが、ヘルメット未着目立つ 郡山署・消防本部管内

 

 郡山署と郡山地方消防本部管内で昨年以降に起きた自転車事故でけがをした人のうち、ヘルメットを着用していない割合が高いことが、両者への取材で分かった。10代後半を中心に未着用が目立ち、両者はヘルメットの着用を呼びかけている。

 郡山署によると、管内の昨年1~9月に発生した自転車による事故でけがをした67人のうち、59人(88%)がヘルメットを着用していなかった。そのうち、高校生が19人と最多だった。

 一方、郡山地方消防本部によると、同本部管内では昨年4月~今年1月に起きた自転車事故の年代別救急搬送者数とヘルメットの着用の有無は【表】の通り。搬送された187人のうち、15~19歳が59人と最多で、ヘルメットの着用者は1人だった。

 入院が必要となる中等症、重症となった34人のうち、13人(38%)が頭にけがをしている。だが、ヘルメットを着用し、頭のけがが原因で中等症以上になったケースはないという。

 ヘルメット着用を進めるため、郡山女子大付高では昨年4月のヘルメット着用の努力義務化を前に、生徒や保護者に通知して購入を呼びかけた。同9月時点で自転車通学者約120人全員がヘルメットを所持しているという。

 郡山署は郡山市内の各高校に署長名の依頼文を送るなどして、ヘルメットの着用を呼びかけている。相良昭博交通1課長は「管内ではまだまだヘルメットの着用率が低い現状がある。自分の身は自分で守る気持ちで着用してほしい」と話した。