シカ食害...農産物守れ 南会津で狩猟活動本格化、勢子が追い込み

 
シカを狙う塩生さん。会津地域では、有害鳥獣対策が本格化してきている

 福島県猟友会南会津支部田島分会の塩生博文さんらでつくる狩猟チームは3日、南会津町藤生地区の里山で初めてシカ狩りに取り組んだ。同町では近年、シカによる食害が問題となっているほか、会津地域では本年度、有害鳥獣の目撃情報が多いことから、各地で対策が本格化している。

 シカ狩りには、山の下から大声を出して追い立てる「勢子(せこ)」の役割を設ける手法がある。同町で自然環境ボランティアに励む住民男性2人が勢子を引き受けることになり、チームとして初めての狩猟活動が実現した。

 この日は勢子3人、狩猟銃を持つ2人の計5人でチームを結成。シカの足跡や植物を食い荒らした痕跡などを把握し、実際に姿も確認できたが、捕獲には至らなかった。塩生さんは「藤生地区では昨夏、コメなどの農産物の被害が大きかったので、対策を強化していきたい」と話している。