いわきの松村総合病院、移転開業を27年に延期 資材価格高騰で

 
松村総合病院の新病院の完成イメージ図(磐城済世会ホームページより)

 JRいわき駅北口に移転する松村総合病院(いわき市)は、移転開業の予定時期を2027年1月に変更したことが9日、同病院への取材で分かった。JR東日本管内で初めての駅直結型の病院となる予定で、当初は開業時期を2025年度中としていた。資材価格高騰の影響で工期を遅らせるのが主な理由で、今年12月に着工する方針。

 同病院によると、6階建てとする建物概要や病床数、移転予定の機能に変更はない。病院を運営する磐城済世会とJR東日本、施行会社の3者で協議し、経費を抑えるために工事開始時期を変更した。26年10月の完成を予定している。

 工事時期の見通しが決まったことから、いわき市は新年度当初予算案に整備事業の補助予算を計上。工期がずれ込む時期については、病院が現在の場所で診療を続けることから、市地域医療課の担当者は「開業予定の変更による地域医療への影響はない」としている。

 移転は、施設の老朽化に伴うもので現在、同市平にある総合病院と周辺の検診センター、看護学校、訪問介護ステーション、居宅介護支援事業所を移す。敷地面積は約4200平方メートル、延べ床面積は約1万5400平方メートル、病床数は199床を予定している。