家事分担「見える化」 福島県がシェアシート、負担を点数配分

 

 男性の家事・育児への参加を促そうと、県は、各家庭内で負担の割合を目に見える形で計算し、改善するための「家事・育児シェアシート」を公開した。「男性は仕事、女性は家庭」という無意識の偏見を解消し、男女共同参画と家庭円満を後押しする。

 シートは▽洗濯▽掃除▽食事▽育児▽その他―の5分野について、実際に必要な動きを計50個に細分化し、負担の重さに応じて1~3点を配分した。全て足すと100点になる。

 例えば「洗濯」は10個の動きがあり、「洗濯物を裏返してポケットを確認する」は1点、「洗濯機から取り出して干す」は3点、「洗濯物を畳む」は2点。家庭内で普段担当している人に点数を振り分けることで、偏りに気付き、より良い分担につなげてもらう。

 国立社会保障・人口問題研究所が昨年公表した全国家庭動向調査では、家事・育児の8割前後を妻が担い、妻の約4割は夫の家事・育児に不満を持っている実態が浮かび上がった。シートは「名もなき家事・育児」を一覧にし、チェック作業を通じて夫婦間の共通理解を促す内容とした。

 県男女共生課は「シートを活用し、家庭内で理想の配分について話し合ってもらえたらいい」としている。

家事・育児シェアシート

「家事・育児シェアシート」の一部。洗濯や掃除などの動きを50個に分け、それぞれに点数を配分した