人為ミス続発防止訴え 福島第1原発、東京電力・小早川社長訓示

 
訓示する小早川社長

 東京電力の小早川智明社長は11日、福島第1原発で社員に訓示した。第1原発で汚染水浄化設備のある建屋排気口から放射性物質を含む水が漏えいするなど人為ミスが続く事態に「社員と協力企業の垣根を越えてリーダーシップを共有し、信頼関係の下で現場作業の安全を向上することで未然防止できる」と連携を密にするよう述べた。

 黙とうの後、約170人の社員を前に小早川社長は「トラブルが続けば避難者の帰還や復興にも水を差すことになりかねない」と強調し「全ての仲間、協力企業を含めた約6千人のリーダーとして、業務や人に『敬意』と『配慮』をお願いしたい」と語った。

 また、トラブルの発生した設備は震災後に緊急的に設置したとして「廃炉をより安全に進めるための追加投資や体制強化はちゅうちょせずに判断する」とハード面のさらなる整備にも努める考えを示した。

 小林喜光会長がオンライン、福島復興本社の高原一嘉代表が第1原発で訓示した。