本年度閉校...思い出と誇り胸に巣立つ 福島県内中学校で卒業式

 
思い出の教室で担任教諭と記念撮影をする卒業生=白河市・五箇中

 福島県内の公立中学校200校と義務教育学校7校の計207校で13日、卒業式が行われ、卒業生約1万4700人が思い出の学びやを巣立った。中には本年度で閉校する中学校もあり、最後の卒業生が校舎に別れを告げた。

 本年度で閉校する白河市の五箇中では、最後の卒業生17人が感謝の思いを胸に抱き、学びやを巣立った。合わせて閉校式も行われ、77年の歴史に幕を閉じた。

 卒業式では、小林敏史校長が「五箇の誇りを胸に、失敗を恐れず、困難を乗り越えてほしい」と式辞し、生徒一人一人に卒業証書を手渡した。

 生徒を代表して佐藤陽香(はるか)さんが「かけがえのない濃密な3年間を過ごした。それぞれの思い描く日々を過ごし、前へ進んでいこう」と答辞を述べた。

 閉校式では、芳賀奏斗(たくと)さんが小林校長に校旗を手渡し、鈴木和夫市長の元に返納した。

 同校は五箇村立五箇中として1947年に開校。約3300人を送り出している。少子化の影響で生徒数が減少したため、閉校が決まった。現在の生徒は3年生のみ。1、2年生は既に、統合先の白河中央中に通っている。