復興拠点の牛、出荷可能に 帰還困難区域初、全頭検査が条件

 

 政府は14日、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域のうち、避難指示が解除された県内6町村の特定復興再生拠点区域(復興拠点)に対する牛の出荷制限を解除した。帰還困難区域で牛の出荷制限が解除されるのは初めて。県によると、復興拠点内で畜産を始めたい意向を示している農家は複数人おり、制限の解除によって営農再開が期待される。

 出荷制限が解除されたのは富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の6町村の復興拠点。牛肉の放射性物質に関する全頭検査を行った上で出荷が可能になる。

 現行の牛肉の放射性物質検査は、肉牛として育った肥育牛については1戸当たり年1頭以上の検査、老齢の乳牛や繁殖牛を食肉用に出荷する場合は全頭検査を行っている。復興拠点では全頭検査を実施する。