「松川浦県道」工法を変更 22年地震被害、大型連休後に本格化

 

 本県沖を震源とする2022年3月の地震で護岸などが被災した相馬市松川浦沿いの県道相馬亘理線について県は、周辺の旅館や飲食店への影響を避けるため当初想定していた工事方法を変更し、大型連休明けにも工事を本格化させる方針を固めた。

 工事区間は同市尾浜の延長約550メートル。地震により護岸が大きく破損し、護岸上のガードパイプも折れ曲がったり、沈み込んだりしたが、道路の通行に支障はない。当初は昨春から片側通行や一時的な全面通行止めを行い、復旧工事を実施する予定だった。だが、道路規制が夏休みなど観光シーズンに与える影響を懸念する声が出たため、工事方法の変更を検討していた。

 大型連休後に本格化する工事では、海側に工事用の仮設の通路を設置して作業を行うことで、道路規制を極力少なくする。県相双建設事務所によると、事業費のほぼ全額を負担する国から、工事内容の変更について了承も得られたことから、今後は工事を担当する事業者と調整を行い、完成時期などを確定させる。地域住民に対する説明会なども開くという。同事務所の担当者は「観光を支援するための道路なので、地元への影響は避けたかった。なるべく早期に復旧させたい」と話している。