SNS安全利用を...高校入学前啓発へ 福島県警、新入生意識醸成

 

 高校生が事件・事故に遭わないために―。県警は県教委と連携し、県内の高校に今春入学する約1万7000人に向けて交通・防犯教育を推進する。全ての高校の入学前オリエンテーションの一場面などに地元署の警察官が直接出向き、自転車の確実な鍵の施錠やヘルメット着用、交流サイト(SNS)の安全な利用法などを訴え、意識醸成を図る。県警によると、新入生に向けた取り組みは全国的にも珍しいという。

 本県では刑法犯認知件数が2年連続で増加。県警によると、昨年認知した自転車盗のうち被害に遭った自転車の7割近くが無施錠で、被害者の半数は高校生だった。また、自転車利用時のヘルメット着用についても、中学生の着用率が高い一方、高校生以上の着用率は極端に低くなっているという。県警はこれまで、県内各高校に防犯講座などの依頼を受けた際に出向いていたが、入学のタイミングで生徒が交通マナーや防犯の意識を高めることが、社会に出た後の生活にも生きると考えて取り組みを始める。オリエンテーションでは、インターネット上などで犯罪の実行役を募る「闇バイト」などの危険性などについても伝える。

 県警は、3年間は同様の活動を行うことで高校生全てが警察官の話を聞く機会をつくることができるとした上で、効果的な訴え方などについても検証する。