菅野さんに感謝状 本紙の読者投稿欄「窓」挿絵18年、3月で終了

 
中川社長から感謝状や花束を受けた菅野さん(右)

 福島民友新聞の読者投稿欄「窓―読者のページ」で18年間にわたってタイトルカットの挿絵を担当してきた福島市の日本絵手紙協会公認講師、菅野マス子さん(78)は、今月末で担当を終える。福島民友新聞社は15日、菅野さんに感謝状を贈り、長年の功績をたたえた。

 贈呈式は同市の本社で行われ、中川俊哉社長が菅野さんに感謝状や記念品を手渡し「季節の花々のカットが人気のページに優しさやぬくもりを添えてくれた」と述べた。菅野さんは「過ぎてみればあっという間だった。挿絵が楽しみと言ってくれる人もいてうれしかった」と話した。

 菅野さんは2006年4月から季節の花々の絵を寄せた。繊細なタッチで描かれた絵は途切れることなく掲載され、紙面に潤いを与えてきた。菅野さんは「絵手紙を始めて25年の節目で区切りにしようと思った。多くの人が投稿欄に絵を描いてほしかった」と語った。

 散歩しながら描く花を探したり、知人が自宅に持ってくる花を題材にしたりする毎日だった。描くのはペンが基本で、時にはつまようじを利用したこともあったと言い「こんなに続くとは思わなかった。モノクロで描く難しさもあったが、季節の移り変わりを敏感に受け止め、花を決めてきた」と振り返った。

 母親に届いた絵手紙を目にして興味を抱き、東京の絵手紙教室に2年間通って技術を習得した。現在も同市や伊達市、桑折町で絵手紙教室の講師を務め、月に約10日間、指導している。

 読者描いた絵掲載

 「窓」欄は4月1日付でカットを一新し、読者から寄せられた季節を感じる花や果物、野菜などの絵を掲載する。