「劇症型溶連菌」感染者11人に、福島県内 昨年の年間数超え

 

 福島県内で今年、突発的に発症し致死率が3~7割と極めて高い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」に感染した人が計11人となり、昨年1年間の感染者数10人を超えた。

 県が21日公表した感染症発生動向調査週報(11~17日)によると、主な病原体となる「A群溶血性レンサ球菌」による咽頭炎患者も例年より多い傾向にある。A群は飛沫(ひまつ)と接触が主な感染経路となるため、県は手洗いやうがいなどの基本的な感染対策を呼びかけている。

 劇症型は手や足の壊死(えし)を引き起こすことがあり「人食いバクテリア」と呼ばれることもある。溶連菌が劇症型になるメカニズムは分かっていない。

 一方、A群の咽頭炎は上気道感染症で、乳幼児は咽頭炎、年長児や成人はへんとう炎が現れる。週報によると、11~17日の感染者は278人(前週比50人増)となった。全国的にも高い水準だという。

 また、インフルエンザ患者も増加し、1960人(前週比664人増)となった。約9割がB型だったという。