なみえアート!第5弾は「のれん」 色彩あふれる祭礼の思い出

 
「藤橋不動尊の不動市」と「豊かな食文化への誇り」をテーマにしたアートのれんと関係者

 浪江町各地に絵画のアート作品を飾り、浪江の記憶と未来をつなぐ「なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』」の第5弾作品が28日、同町藤橋のhaccoba(ハッコウバ)浪江醸造所に掲示された。今回は二つの作品をアートのれんに仕上げており、現地で行われたお披露目式で関係者が完成を祝った。

 同プロジェクトは一般社団法人NoMAラボ(南相馬市)が、知的障害があるアーティストの作品を手がけるヘラルボニー(岩手県)と協力して展開している。今回は「藤橋不動尊の不動市」と「豊かな食文化への誇り」をテーマとした。不動市は同町藤橋地区で行われていた春の風物詩で、にぎやかな祭礼の思い出を色彩あふれるアートで表現している。

 掲示場所の醸造所は、南相馬市小高区を中心に新しいジャンルの酒「クラフトサケ」を製造しているハッコウバの浪江町での製造拠点で、作品に描かれた風景が再び実現する思いを込めてのれんに掲げた。「豊かな食文化への誇り」は、多様な食文化をちりばめた水玉で表現しており、ハッコウバはこの作品をイメージしたクラフト酒「Fuuu!do(フード)」を醸造した。

 フードはホエイをコメと発酵させた酒で、ヨーグルトのような爽やかな甘酸っぱさが特徴の仕上がりとなった。500ミリリットルの単品で2860円、「豊かな食文化への誇り」をデザインしたアートハンカチとのセットは4620円で販売している。