国道49号、防災対策200億円 いわき好間-三和、バイパス整備へ

 

 国土交通省は1日、本年度の公共事業予算配分(箇所付け)を発表した。本県関係の新規事業では、大雨による土砂災害が相次いでいる国道49号いわき市好間町―同市三和町の防災事業に着手。延長約3.9キロの新たなバイパス整備に向け、5000万円を確保して調査設計を行う。開通時期は未定で、総事業費は約200億円を想定している。

 現行区間は連続雨量200ミリで通行規制される。昨年9月の記録的豪雨では約9時間にわたり通行止めになったほか、一部で土砂災害が起きた。道路関係ではこのほか、2022年3月の地震で被災した県道浪江国見線の伊達崎(だんざき)橋(桑折町)の国による修繕代行事業に2億3000万円を充てる。

 道路以外では、19年の東日本台風で堤防決壊などの被害があった阿武隈川上流の10市町村で治水対策を継続する。28年度の事業完了に向け、9億4600万円を確保した。県復興祈念公園(双葉町、浪江町)内に造る国営追悼・祈念施設の整備には復興庁予算として10億8400万円を計上した。管理棟の建築工事などを進める。

 ▽ほかの主な事業
【道路】◇国道4号 ▽矢吹鏡石道路拡幅(矢吹町―鏡石町)1億円
 ◇国道6号 ▽勿来バイパス(いわき市)25億8000万円
 ◇国道121号 ▽湯野上バイパス(下郷町)60億2000万円
【河川】◇阿賀川 ▽長井地区河川改修(喜多方市)3億8500万円
 ◇滝坂地区直轄地滑り対策(西会津町)4億7800万円
【港湾】◇小名浜港 ▽国際物流ターミナル整備(いわき市)11億円
 ◇相馬港 ▽予防保全事業(相馬市、新地町)2億円