相馬野馬追、指定席「完売」 7月から5月に変更、観覧後押し

 

 今年から5月開催に変更される相双地方伝統の「相馬野馬追」で、指定観覧席のチケット約1500枚が完売したことが1日、一般社団法人「相馬野馬追」への取材で分かった。従来の7月開催より、涼しく観覧しやすいことが理由とみられる。初めての5月開催に集客面を心配していた関係者は、例年より早いチケットの売れ行きに一安心した様子を見せた。

 指定席は、5月26日に南相馬市の雲雀ケ原祭場地で行われる祭り最大の見どころ「神旗争奪戦」などを観覧できる。同法人によると、指定席のチケット1500枚のうち、旅行会社向けの約800枚は2月1日の販売開始後、台湾からの予約もあるなど好調に推移し、1週間ほどで完売したという。3月1日に発売した一般向けのチケット約700枚も、1カ月足らずで売り切れた。一般向けは例年、完売まで3カ月ほどかかっていたが、従来の2カ月ほど早く売り切れた。

 同法人は好調な売れ行きについて、7月の猛暑の中での開催から、涼しい5月への日程変更により、観客が快適な環境で観覧できるようになったことが要因と分析。担当者は「日程変更で夏休み中の開催ではなくなり、客足が遠のく心配もあったが、安心した。こんなにすぐ売れるとは思っていなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。自由席は引き続き、チケットぴあなどで取り扱っている。