23年度の福島県内倒産92件、震災後最多に 東京商工リサーチ

 

 東京商工リサーチ郡山支店が2日発表した2023年度の福島県内企業倒産状況(負債額1千万円以上)によると、倒産件数は92件(前年度比25件増)と東日本大震災後で最多となった。負債総額も144億1900万円(同7億7700万円増)と前年度を上回った。

 産業別では建設業が25件で最も多く、サービス業他22件、製造業19件、小売業11件と続いた。市郡別の最多はいわき市の21件で、郡山市が20件、福島市が15件、会津若松市が8件だった。

 負債額が10億円を超える大型倒産は1件発生。東日本大震災関連倒産は5件、新型コロナウイルス関連倒産は41件だった。

 郡山支店は「人件費や物価の高騰など企業を取り巻く環境は厳しさを増し、中小・零細企業を中心に企業倒産は増勢をたどる可能性が高い」としている。

 3月は10件

 東京商工リサーチ郡山支店が2日発表した3月の県内企業倒産状況(負債額1千万円以上)によると、倒産件数は10件(前年同月比4件増)で、3月単月では東日本大震災以降最多となった。負債総額も17億4700万円(同14億6200万円増)と大幅に増加した。倒産件数が前年同月を上回るのは4カ月連続。