若松・会津オリンパス「カーボンニュートラル都市・LPガス」導入

 
供給予定書を手にする蒲山社長(左)と小山社長

 会津オリンパス(会津若松市)は、ガス採掘から燃焼までに発生する二酸化炭素(CO2)を森林保全によるCO2吸収量で埋め合わせする「カーボンニュートラル都市ガス」「カーボンニュートラルLPガス」を導入した。供給元の若松ガス(同市)によると、会津でカーボンニュートラル(CN)の都市ガスなどが企業に導入されるのは初めて。

 会津オリンパスでは、ガスは主に空調関係に使用している。CNガスを利用することで、2024年度に約4200トンのCO2を削減する見通しという。若松ガスは自社でもCNガスを導入しているが、対外的に供給するのは初めて。

 会津オリンパスで2日、受け入れ式が行われた。会津オリンパスの蒲山智昭社長、若松ガスの小山征弘社長がそれぞれあいさつし、小山社長から蒲山社長へ供給予定書が贈られた。

 新社長・蒲山氏「地域健康に貢献したい」

 1日付で着任した会津オリンパスの蒲山智昭社長(54)は2日、福島民友新聞社の取材に応じ「内視鏡の品質を維持し、高品質を保つためにいろんなことにチャレンジしていく」と抱負を語った。

 ―抱負を。
 「会津オリンパスはオリンパスグループでも主力製品の内視鏡本体を作っている工場で、人数規模的にも最大。経営の方からも期待が大きい。私は技術畑を歩んできたこともあり、新規事業のためには技術が欠かせないので、積極的にチャレンジする」

 ―強みとしている技術力と機械化への考えは。
 「付随作業はどんどん機械化する必要がある。一方で弊社の内視鏡は、『匠(たくみ)の技』といわれる人の手で作り上げており、そこは設備に置き換えられない。技能の伝承も大切で、匠の技を身に付けている人の手の動きをデジタル化し、これから育成する人の習熟度のスピードを上げている」

 ―地域貢献で考えていることは。
 「オリンパスが何を作っている会社かを知っていただく機会を増やしたい。内視鏡イコール定期健診というイメージがあると思う。内視鏡を作っていると知ってもらうことで、定期健診受診につながれば。病気は早期発見が一番であり、そのような形で地域の健康に貢献できればと思っている」