飯坂温泉にeスポーツ体験拠点 プロゲーマーのチームが開設

 
プロゲーマー翔さん(前列左)との対戦を楽しむ来場者

 福島市の飯坂温泉に1日、コンピューターゲームなどの腕を競うeスポーツを体験できる交流拠点が誕生した。プロゲーマーのチーム「FUKUSHIMA IBUSHIGIN(フクシマ イブシギン)」を運営するアスピロンド(福島市)が「eスポーツに触れて知ってもらい、地元から応援してもらえるチームになろう」と開設した。福島交通飯坂線飯坂温泉駅に近く、にぎわい創出への期待も高まる。

 拠点の名前はチーム名と同じでゲーミングスペース「IBUSHIGIN」。拝田遼平社長(34)や選手らが自らの手で空き店舗を改装し、約半年かけてオープンにこぎ着けた。パソコン6台とVR(仮想現実)のゲーム機2台があり、ストリートファイターなどのeスポーツが体験できる。

 今後はパブリックビューイング(PV)などイベント開催も予定する。営業時間は午後1時~翌日午前0時。水曜日定休。利用料金はフリータイム2千円で、時間制でも利用できる。

 初日は県内外からチームのファンらが集まり、サウジアラビアで昨年8月に開かれた格闘ゲームの国際大会で優勝した翔(かける)さん(26)ら選手と対戦した。川崎市から訪れた中谷希帆(きほ)さん(45)は翔さんと対戦し「胸を借りる以前の問題だった。日本の代表として駆け上がっていく存在だと思う」とたたえた。仙台市の佐藤優輝さん(31)は「選手の隣で対戦できて良かった。温泉につかって帰ります」と満足そうに話した。

 町の魅力も発信

 eスポーツは国内外で競技人口が増え、市場が拡大している。埼玉県出身の拝田社長は自身が好きな温泉が身近にあり「温泉むすめ」などのサブカルチャーが盛んなところに魅力を感じ、福島市飯坂町に移り住んだ。拝田社長と、翔さんやヤナイさん(24)ら4人が共同生活し、恵まれた環境で腕を磨いている。チームには選手約10人が所属する。

 拝田社長は拠点の開設を受け「飯坂は魅力がいっぱいなのに、知られていないと感じる。発信の拠点にもなれたらいい」と語り、温泉街の活性化にも意欲を見せた。問い合わせはメールinfo@ibsg.jpへ。

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