大東銀行、13期連続黒字 24年3月期決算 経常収益は4.3%増

 

 大東銀行が10日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が12億5500万円(前期比2・2%減)と微減したが、13期連続の黒字を確保した。新型コロナウイルス対策の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済が進むなどして中小企業向け貸し出しが減り、貸出金残高は6539億円(前期比73億円減)と13期ぶりに減少した。

 売上高に当たる経常収益は135億7900万円(同4・3%増)、経常利益は18億9200万円(同6・2%減)。貸出金利息の増加などで収益は増えたが、国債などの債券売却損が増えたことから経常費用がかさみ、利益を圧迫した。

 本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は27億7100万円(同2・6%減)。総預金と預かり資産残高の合計は9288億円(同85億円増)と2期ぶりに増加した。経営の健全性を示す連結の自己資本比率は9・61%(同0・29ポイント減)と減少したが、第二地銀の平均値(9・16%)は上回った。

 配当は前期と同様、期末で1株当たり30円。25年3月期の連結業績は、経常収益126億円、経常利益19億円、純利益12億円を見込む。

 社長復帰鈴木氏「早く次の体制」

 郡山市の本店で記者会見した鈴木孝雄会長・社長は、社長に復帰した3月の役員人事について問われ「前任者の体調不良による急な退任で復帰することとなったが、若返りを前提に次の体制を固めることが私の役目だ。なるべく早く完了させたい」と述べた。