福島県、DC観光客1600万人目標 「26年+前後年」で4800万人

 

 2026年に本県で開催するJR6社の大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」に向けて県は、DC期間(26年4~6月)の県内観光客入り込み数について新型コロナウイルス禍前を上回る1600万人を目指す方針を明らかにした。DCと連携した観光誘客の取り組みを進めプレDC、アフターDCを含む3年間(4~6月)の入り込み数は計4800万人以上を目標に掲げた。

 14日に福島市で開かれた「福が満開、福のしま。」県観光復興推進委員会で示した。15年春の本県単独開催では、前年のプレDC、翌年のアフターDCを含めた3年間(4~6月)で県内観光客入り込み数は3959万人に上った。今回のDCでは、新型コロナ禍前の19年4~6月の観光客入り込み数が1574万人だったことから、それを上回る目標を設定。コロナ禍で落ち込んだ本県の観光再生に向け25年4~6月のプレDCで1500万人、今後JRに申請を予定するアフターDC(27年4~6月)ではDC本番を上回る1700万人をそれぞれ目標とした。

 DCに向けて県は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興の歩みを発信する県独自の観光施策「ホープツーリズム」や発酵食品を観光資源に組み込んだ「発酵ツーリズム」などを通じ、県内の観光資源や観光ルートの発掘と磨き上げを図り、誘客や交流人口拡大を目指す。キャッチコピーは6月に公募を開始し、9月中にも決定したい考えだ。

 県観光復興推進委員会の総会では、会長を務める内堀雅雄知事が出席した企業・団体にDCへの協力を要請。DCに向けた特設サイトの開設や準備の推進などを盛り込んだ本年度の事業計画も承認した。