塩田町長、指定の入札情報提供か 石川・官製談合、業者から依頼

 

 石川町の公共工事入札を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された石川町長の塩田金次郎容疑者(76)=同町形見字道橋=が業者側から依頼を受け、特定の入札工事の予定価格を漏らしていた可能性があることが15日、関係者への取材で分かった。

 事件を巡っては、塩田容疑者のほか、公契約関係競売入札妨害の疑いで土木会社「志賀建設」の元役員でコンサルタント業添田保雄容疑者(63)=平田村中倉字見上=と元社員で無職関根徳夫容疑者(69)=同町字境ノ内=が逮捕されている。

 関係者によると、関根、添田両容疑者は自社が落札するなどの目的で、あらかじめ事業を指定した上で塩田容疑者に予定価格の情報提供を依頼していたとみられる。県警も把握しており、塩田容疑者が予定価格を漏らした経緯などを調べる。

 また、業者側の2人は塩田容疑者から入手した予定価格の情報を複数の社外の人物に伝えていたとみられており、その中で関根容疑者が社外の人物との窓口の役割を担っていたとみられることも関係者への取材で判明した。町の入札結果によると、逮捕容疑とされる入札が行われた日の町道工事の入札3件は、志賀建設を含む3社が参加。逮捕容疑の入札は同社が落札率約98.6%で落札したが、他の2件は、志賀建設以外の2社が1件ずつ落札率99%以上で落札している。県警は、逮捕容疑の入札以外にも不正が行われていなかったかを慎重に調べている。