常磐興産2期連続黒字 24年3月期、ハワイアンズ利用回復

 

 常磐興産(福島県いわき市)が15日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が9億3400万円(前期比44.7%増)で2期連続の黒字となった。新型コロナウイルスの5類移行に伴う旅行需要の回復を受け利益を大きく伸ばし、観光事業(スパリゾートハワイアンズ)の営業利益は23億700万円(前期比92.9%増)を計上して過去最高を更新した。

 連結の売上高は148億8100万円(同10.8%増)、経常利益は12億3300万円(同80.4%増)で増収増益。スパリゾートハワイアンズの利用客は日帰り93万人(同24.4%増)、宿泊37万7千人(同20.8%増)。コロナ前の19年3月期との比較で、ハワイアンズの売上高が89.4%、日帰り客が73.2%、宿泊客が84.0%まで回復した。

 ハワイアンズの営業利益は、人員の効率的運用や宿泊料、入場料の値上げなどを行った影響もあり、これまで最高だった14年3月期の22億3900万円を上回った。

 このほか、昨年9月の記録的豪雨による損失など11億1800万円の特別損失を計上し、政策保有目的の株式の売却益など8億3600万円の特別利益を計上した。25年3月期は売上高156億円、経常利益10億2千万円、純利益10億4千万円を見込んでいる。

 同社はいわき市のハワイアンズで記者会見を開いた。着工を延期している新ホテル「カピリナタワー」について、藤巻康一取締役執行役員は「しっかり検討を重ねていくが、現時点で変更はない」とした。