障害者支援施設入所者への虐待 元職員の男に有罪判決

 

 西郷村の障害者支援施設「県けやき荘」で男性入所者=当時(64)=にやけどを負わせたとして、傷害の罪に問われた同村小田倉字蛇口、元県社会福祉事業団職員の無職の男(43)の判決公判は17日、地裁白河支部で開かれ、菊地拓也裁判官は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 判決理由で菊地裁判官は、男性入所者に落ち度があったとは評価できないとし、入所者を介助する男の立場を踏まえ「犯行は厳しい非難に値するというべきであり、刑事責任は重い」と断じた。一方、男に前科がないことや勤務先から解雇され、社会的制裁を受けていることなどから執行猶予とした。

 判決によると、男は2022年9月11日午前7時ごろ、県けやき荘で男性入所者に対し、熱した金属製スプーンを両太ももなどに当て、全治1~2カ月のやけどを負わせた。