落札率は98.77% 石川官製談合事件、こども園造成で土木業者

 

 石川町の公共工事入札を巡る官製談合事件は21日、県警が前町長ら3人を再逮捕したことにより、町道改良工事から町肝いりの大型事業である認定こども園の用地造成工事に拡大した。前町長の塩田金次郎容疑者(76)=同町形見字道橋、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで再逮捕=から不正に設計額を得た疑いのある2人が勤務していた同町の土木会社「志賀建設」は、同工事を落札率98.77%で落札していた。

 公契約関係競売入札妨害の疑いでほかに再逮捕されたのは、志賀建設に勤務していた無職関根徳夫容疑者(69)=同町字境ノ内=とコンサルタント業添田保雄容疑者(63)=平田村中倉字見上=の2人。

 町の入札結果によると、認定こども園の用地造成工事の指名競争入札は昨年2月27日に行われ、大規模工事を受注できる「Aランク」の5社が参加した。設計額と同額の予定価格は1億7594万8000円で、志賀建設が1億7380万円で落札した。ほかの4社も予定価格に近い額で入札していた。

 町によると、塩田容疑者は当時、予定価格の基になる設計額の決裁権者で、設計額を事前に把握できたという。

 県警は、塩田容疑者と関根、添田両容疑者の間で金銭の授受や、ほかの入札でも情報漏えいがなかったかどうかを調べている。