万博施設整備に福島県内2社参画、サテライトスタジオの設計と工事

 
基礎となる丸太への塗装体験

 2025年の大阪・関西万博で、県内企業のコロガロウ・佐藤研吾建築設計事務所(大玉村)と、おおほり建設(郡山市)が、会場内のサテライトスタジオの整備を進めている。放送用スタジオとしてテレビ局などが利用する施設で、8月末の完成を目指す。閉幕後は本県内に移設し、本県と万博をつないだ施設として利活用を図る計画。

 万博の準備・開催運営を担う2025年日本国際博覧会協会から設計業務、工事を請け負った。施設は木造平屋約140平方メートルで、東西に整備するうち西側の建物を担当。建築部材を6月にも現地に搬入する。

 学生や市民 施工体験

 設計を担当するコロガロウ・佐藤研吾建築設計事務所と、建築工事を行うおおほり建設は23日、郡山市で、学生や市民を対象に「大阪万博施工体験ワークショップ」を開いた。日大工学部建築学科の学生や市民、建設業界関係者らが参加。施設の基礎部分に用いる本県産スギ材の丸太、1本当たりの重さ約150~350キロに、天然成分でできた柿渋塗料をはけなどで塗る塗装実演に取り組んだ。

 同事務所主宰の佐藤研吾さんは「国家事業の万博だが、東北からは距離があり関心が薄いと感じる。みんなのもの、自分ごとにできれば見方が変わる」と話した。また、大堀哲也おおほり建設社長は「本県産材を使い、本県の職人・大工が施設を造り上げることで、福島における万博のシンボル的な施設にしていきたい」と抱負を述べた。