会社役員関係先に登記簿多数 無許可盛り土疑い、従業員男も逮捕

 

 西郷村の林に無許可で盛り土が造成された事件で、森林法違反(無許可開発、中止命令違反)の疑いで逮捕された茨城県つくば市、会社役員の男(59)の関係先から土地の登記簿が多数見つかっていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。白河署などは男らが逮捕容疑となった現場のほかに盛り土を造成する場所を探していたとみて調べている。

 事件を巡り、同署は27日午前9時半ごろ、森林法違反(無許可開発)の疑いで茨城県牛久市、会社員の男(58)を逮捕した。逮捕者は2人目。

 捜査関係者によると59歳男らの関係先の捜索で、県南地方やいわき市などの土地の登記簿が多数見つかったという。同署などは59歳男らが9月までに盛り土規制法に基づく規制区域が県内全域に拡大する本県で、規制前の駆け込みで盛り土造成を計画、他に造成場所を確保するため登記簿を取り寄せ所有者を割り出し、土地を購入しようとしていた可能性もあるとみて関連を調べている。

 58歳男の逮捕容疑は昨年12月上旬~今年2月中旬の間、県知事の許可を受けず、59歳男と共謀して、西郷村真船の林に1ヘクタールを超える規模で盛り土を造成するなどの開発行為をした疑い。同署によると、58歳男は「違法だとは思わなかった」と容疑を否認している。58歳男59歳男が経営する会社の従業員で、同村の現場で土砂の受け入れなどの作業をしていたという。

 同署は58歳男の役割のほか、県内の他の盛り土との関連を調べている。同署は県警生活環境課と捜査した。