米ハーバード大学院が「福島コース」創設 25年1月、復興発信

 

 米ハーバード大TH・Chan公衆衛生大学院の学生が福島県に滞在して復興の歩みを学ぶ「福島コース」が来年1月、同大学院に創設される。初年度は最大15人が3週間にわたり、県内全域で学ぶ。

 公衆衛生を学ぶ医師や看護師、栄養士を含む大学院生が1月5~21日に本県を訪問。3グループに分かれ「健康」「リスクコミュニケーション」「環境」をテーマに学び、今後のよりよい復興に向けての提言を発表する。医大生との交流の場をつくるほか、東京電力福島第1原発も視察する。

 「福島コース」は大学院で単位として認定され、次年度以降も継続される。同大学院は1913年に設立された米国最古の公衆衛生大学院の一つ。「福島コース」の創設により、原発事故後の状況など本県に対する正しい理解を備えた公衆衛生の専門家を育成していく。

 「福島コース」の創設には、今年1月から同大学院国際保健・人口学講座で教授を務める後藤あや氏(福島医大総合科学教育研究センター特任教授)が尽力した。後藤氏は29日、福島医大で医学部3年生への講義に臨み、「福島コース」の創設について報告した。