いわき駅前火災から1週間...繁華街、再建のめど立たず

 
火災発生から1週間を迎える現場。周辺にはいまだに焦げた臭いが立ちこめる=1日午後、いわき市平字田町

 いわき市平字田町の繁華街で発生し、全焼5棟を含む計12棟に被害が出た火災は、2日で発生から1週間となる。現場にはいまだに焦げた臭いが漂い、原形をとどめない建物のがれきが手付かずのまま残されている。客足が途絶えた一角は火災後初の週末を迎えた。

 「がれきをどうにかしないと、ほかの店にも、お客さんにも迷惑をかけてしまう」。全焼した建物でスナックなど3店舗のオーナーを務める永田善博さん(69)は、焼け落ちた建物に目をやり「時間はかかるが、どうにかしていかないといけない」と思いを口にする。

 開業から10年以上が経過し、周りの店とともに繁華街を支えてきた。同じ場所で店を再開する考えだという永田さんは「ほかの店のオーナーや行政などとも協力し、お客さんから『田町に行きたい』と思われる繁華街をもう一度つくっていきたい」と前を向いた。

 田町の店に長年通う40代男性は「焦げて崩れ落ちた建物を見るのは悲しい。一日も早く復活してほしい」と願った。

 火災は5月26日午前10時ごろ、JRいわき駅から南西約200メートルの繁華街で発生。約11時間半後に鎮火した。けが人はいなかった。