福島県内も「売り手市場」 高卒者求人受け付け開始

 
採用解禁を控え、業務に当たるハローワーク福島の職員=5月31日、福島市

 来春の新規高卒者を対象にした求人の受け付けも1日、始まった。福島労働局によると、少子高齢化などによる人手不足から今年の採用活動も学生優位の「売り手市場」。新型コロナウイルスの影響で一時落ち込んだ求人数は、ほぼ同水準まで回復しているという。

 同局によると、来春の新規高卒予定者1万4852人(5月末時点)のうち、就職希望者は2割程度の3247人。大学や専門学校への進学を選ぶ生徒が増え、減少傾向にある高卒の就職希望者を地元企業が奪い合う形になる。担当者は「企業は人手確保に奔走している。早期からの人材育成に向け、高卒者への期待が高まっている」と分析する。

 近年は求人の受け付け方法にも変化が見られる。求人票を受理する福島公共職業安定所(ハローワーク福島)によると、システム改修などにより昨年は9割近くの企業がオンラインで求人を申し込んだという。

 スーパーなどを展開するいちい(福島市)は本年度、例年通り10人程度を採用する予定だ。昨年度の内定者は7人だったため「今年は(10人)欲しい。『地元に貢献したい』という熱意を持った人を採用したい」と担当者。3日にハローワーク福島に求人票を提出する。今後は説明会や職場見学に足を運んでもらい、求人票には書き切れない仕事の魅力を伝えていくつもりだ。