雇調金800万円詐取疑い 南相馬署、土木業者ら3人再逮捕

 

 新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金(雇調金)約800万円を不正受給したとして、南相馬署は5日までに、詐欺の疑いで埼玉県富士見市、会社役員の男(58)と妻の事務員(27)、千葉県市原市、建設作業員(58)を再逮捕した。

 3人の再逮捕容疑は2020年6月ごろ、共謀し、会社役員が当時代表を務めていた土木工事・運送会社(南相馬市)の従業員が休業したと虚偽の申請を福島労働局に行い、雇調金約800万円をだまし取った疑い。同署は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていない。

 雇調金は企業が従業員に支払う休業手当を国が補填(ほてん)する制度で、同労働局によると、同社は雇調金4895万6913円を不正受給していたという。同社が複数回にわたって虚偽とみられる申請をしていることから、同署が捜査を続けている。

 同労働局からの告訴を受け、同署は県警捜査2課の応援を得て捜査。雇調金約700万円をだまし取ったとして5月、3人を詐欺の疑いで逮捕していた。

 同署によると、同社は現在は事業活動を停止しており、3人は同社に勤務していたという。