土湯温泉に「納豆ラボ」オープン 観光協会が製造拠点

 
納豆ラボのオープンを祝い、テープカットに臨む関係者(上)販売しているおららの温泉納豆(下)

 福島市の土湯温泉観光協会は6日、土湯温泉街に納豆の製造を手がけるトレーラーハウス型の拠点「納豆ラボ」をオープンした。温泉熱を利用した「おららの温泉納豆」を土湯温泉の新たな土産品としてPRし、温泉街の活性化を目指す。

 同協会は「いい醸(かも)つちゆ!」と銘打ち、新型コロナウイルス禍後の観光振興の起爆剤として、美容と健康を掛け合わせた「温泉メシ」を生み出そうと発酵食品をPRする事業に取り組んでいる。福島市の1世帯当たりの納豆購入額が2022年まで4年連続1位だったことや、納豆の栄養価が高いことなどから焦点を当てた。

 研究開発などで連携協定を結ぶNTT東日本福島支店が情報通信技術(ICT)を活用した製造技術の支援を、福島大食農学類が安定的な生産や味などへの助言を担い、事業を実施している。

 トレーラーハウスは横10メートル、奥行き3メートル、高さ4メートル。発酵室や冷蔵庫などを備えた。製造する納豆は大粒で食べ応えがある県産大豆「タチナガハ」、日本の三大納豆菌の一つ「宮城野菌」を使用する。同協会によると、納豆独特の臭みが少なく、さっぱりとした味わいで外国人も食べやすく仕上がった。角折包装(40グラム)が194円、丸木箱(50グラム)が486円。道の駅つちゆや土湯温泉まちおこしセンター湯楽座で購入できる。生産数に限りがあるという。

 現地で行われたオープニングセレモニーでは、同協会の加藤貴之会長が「おららの温泉納豆を土湯温泉のシンボル、福島を代表するお土産にしていきたい」とあいさつ。加藤会長と関係者がテープカットを行った。