水郡線90周年で「鉄道博」 磐城塙駅で11月30日から2日間

 
水郡線全線開通90周年をPRするロゴ (JR東日本水戸支社提供)

 12月4日に全線開通から90周年を迎えるJR水郡線の魅力を県内外に発信しようと、県は沿線市町村や茨城県、JR東日本と連携し、記念イベント「ふくしま鉄道博」を塙町の磐城塙駅と周辺施設で開催する。11月30日から2日間の開催を軸に、住民参加型のプレゼンテーション(提案)大会や各種展示などを検討している。地方鉄道を守るマイレール意識を高め、事業継続につなげる考えだ。

 原案によると、イベントでは「水郡線を生かした地域の活性化」をテーマにプレゼン大会を開催。高校生や大学生、地域おこし協力隊、地元商工団体などの参加を見込み、駅や鉄道を活用して地域を盛り上げる企画を発表してもらう。優れた案は自治体や事業者が採用するという。

 屋内施設では、水郡線を鉄道玩具「プラレール」で再現したり、路線風景を模したジオラマを展示したりすることを検討している。製作体験などの形で、沿線の子どもたちにも参加の場を提供する方向だ。会場には水郡線に関する絵画や写真も展示する見込み。

 JR東が昨年11月に公表した2022年度の収支によると、水郡線磐城塙―安積永盛駅間は10億9100万円の赤字で、県内ワーストだった。全線開通90周年の節目に住民参加型のイベントを大々的に設け、にぎわいの回復を目指す。

 記念ロゴ作成

 県とJR水郡線の沿線・周辺自治体で組織する水郡線活性化対策協議会は本年度、全線開通90周年記念でJR東日本が作成したロゴやキャッチコピーを活用してPR活動を行う。協議会は7日、石川町で総会を開き、PR活動を含む本年度の事業計画を決めた。

 ロゴには水郡線90周年の文言や車両の絵、「この町とこの路と」のキャッチコピーが盛り込まれている。協議会は水郡線児童絵画展のチラシや水郡線カレンダーなどにロゴやキャッチコピーを使うほか、構成自治体も関連事業で活用することで節目の年をアピールする。

 また全線開通90周年の特設ページを開設し、本県や茨城県、JRが主催する関連イベントについて情報を発信する。このほか、応援事業や応援団体の情報も掲載する。